
インプラントへの驚きと期待
スイス・レマン湖畔の「クリニック・ラ・プレリー(ロ言の宮も国冨①)」では、「完全にナチュラルなものこそ、人間の完全な治癒力を引き出すことができ、その人間は大自然の一部である」という視座のもと、さまざまな治療コンセプトを適応していますが、このクリニックでは、治療にあたる一○人の医師のうち五人が歯科医です。
どうして半数もの歯科医が必要なのでしょう?それは、慢性疾患と歯の病的状態との間に大きな関連性が認められているからです。
来院する大多数の人の歯には、不適切な根管治療が行われていたり、パラジゥムやアマルガムの詰め物がされ、あるいは歯周疾患が認められます。
これらの金属や慢性疾患が、人体に対して重大な悪影響を与えているのです。
ですから、彼らの治療のほとんどは根本的な病気の原因になっている毒素の特定とその排池(キレーション)、そして、免疫力の向上に主眼が置かれています。
歯に詰められたパラジウムやアマルガムなどの金属は、長い年月のうちに金属自身の毒性が溶け出して細菌が繁殖しやすくなるだけでなく、活性酸素を発生させ、生体エネルギーにセルラーセラピーは、現在では、アンチエイジングや若返りを目指す美容の世界でも悪影響を与えるとともに、金属自身が発している微量な電気が自律神経やその他の末梢神経に悪影響を及ぼしています。
そして、その結果として、花粉症、アトピー、リュウマチ、癌、内臓疾患、子宮内膜症、アルッハィマーなどさまざまな症状が考えられています。
歯に詰められたりかぶせられている金属の代わりに使用する材料は、当然のことながら身体に対して異害性がなく、しかも噛む力に耐える強さを兼ねそなえた素材でなくてはなりませんが、近年は新素材の開発が目覚しく、歯のエナメル質とほとんど同じ硬さで、審美的にも美しいものが出てきています。
また、慢性の炎症が認められる歯は積極的に抜歯して、インプラントにする治療が行われています。
インプラントに使用している金属はチタンです。
チタンは物質的に安定していて、生体親和性が高く、口のなかの複雑な環境に耐えうる材質だからなのです。
このように単に悪くなった部分の治療だけに留まらず、患者様の全身のことまでを考慮した歯科治療が求められているのです。
私たちの身体は、異物(たとえば金属)が入りこむとそれを吸収し、排除しようとします。
この生体反応の一つが、金属アレルギーです。
金属は常にイオン化して、少しずつ溶けていきます。
重金属イオンが人体に与える影響については、近年、多くのことが解明されてきました。
たとえば歯科治療で使われるアマルガムや銀合金、パラジュウムなどは、口のなかに詰められてから一一○年かけて徐々に身体に吸収され、ある日突然、アレルギーの症状が発現します。
歯の治療をしてすぐにアレルギー反応が起こるわけではありませんから、原因の究明が遅れ、重篤な影響が出てしまうことがあるのです。
一度、身体に取り込まれた金属イオンを完全に排池する機能は、残念ながら人体に備わってはいません。
一部は汗と一緒に分泌され、皮層表面でアレルギーとなり発疹が出たり、その他にも、花粉症、アトピー、リュウマチ、癌、内臓疾患、子宮内膜症、アルッハィマーなど、さまざまな影響が考えられています。
このように人体に有害な金属イオンを取り除く方法が、キレート療法(g①?畠目)です。
キレーションはもともと、旧ナチス・ドイツがアウシュビッツにおいて人体実験を行ったことに始まりますが、ここでは、現在行われているキレート療法を具体的に説明しましょう。
キレート療法は人体に有害な金属イオン(有害ミネラル)や老廃物を取り除く方法で、歯科領域においては、まず始めに口のなかの有害金属を外し、一日一時間半~ニ時間の点滴を週一~ニ回のペースでニ○~三○回行います。
点滴には、ビタミンC、マグネシウム、セレニウム、亜鉛などを含めたビタミン、ミネラルとともに、キレート剤であるEDTAが含まれていて、血流を改善し、動脈硬化斑を除去することが報告され、バイパス手術の代わりとなり、心臓発作や脳梗塞も予防できます。
ところで、インプラントに使用するチタンは金属ですが、イオン化しないため、アレルギー反応はほとんど起きません。
生体親和性が高く拒絶反応が起きないことを利用して、人体(骨)と結合します。
チタンは口のなかの温度変化に強く、耐食性にも優れているうえ、骨だけでなく、軟組織(歯肉)が表面に吸着する性質も備えています。
ですから、インプラント治療には金属アレルギーの心配はありませんが、先にあげた金属による治療を受けられている患者様への情報として前回出版したインプラントに関する本のなかでも、私はキレーションについて触れました。
それを読まれたRさんがインプラントの治療に来院され、東京の赤坂でキレート療法を行っている「満生クリニック」を紹介してくれました。
そこで私が体験したことも踏まえて、キレーションの効果について述べたいと思います。
ゴムホースが長く使っているうちにボロボロになったり、古くなった水道管が詰まりやすくなるのは、酸化現象が原因です。
人間の血管の細胞や各臓器の細胞も、同じように常に酸化の危険にさらされています。
こうした酸化現象を予防する働きがEDTAキレーション治療にはあります。
ネバネバ、ドロドロの血液はすぐに固まってしまい、脳梗塞や心筋梗塞の原因となりますが、EDTAキレーション治療には血液を固まりづらくする作用があり、ドロドロ血液をサラサラにします。
血液中のカルシウムは、血管の硬化や細胞の石灰化の原因となります。
EDTAキレーション治療には、血液中の余分なカルシウムを除去する働きがあります。
国宝の法隆寺が一○○○年以上も腐らず今にある理由の一つに、釘を一本も使っていないことがあります。
木材に釘を打つと、木材の寿命は短くなります。
それは、釘から出る金属から酸化が進み、木材の老朽化が進行してしまうからなのです。
人体にも同じことがいえます。
必要以上の重金属を体内に保持すると、金属が酸化を進めるために、人間の細胞も老化が進んでしまいます。
EDTAキレーション治療は、余った金属を排池することで、血管や細胞の老化を防ぎます。
インプラントに使う酸化チタンは、金属イオンが身体の外に流れ出さないので大丈夫です。
環境汚染の結果、現代人は多くの有害重金属に汚染されています。
鉛、アルミニウム、カドミウム、水銀、スズ、ヒ素……。
こうした有害重金属に汚染されると、さまざまな神経障害や記憶力の減退、さらには老人性痴呆にかかりやすくなるいわれていますが、EDTAキレーション治療を受けることで、有害重金属による弊害を未然に防ぐことができます。
もちろん、歯科の健康保険治療で使われている、パラジュウムやアマルガムなどは事前に外す必要があります。
腸は眼に見えないところで働いているけなげな存在ですが、知らない間にさまざまな汚れが蓄積しています。
定期的に腸や肝臓のクリーニングを行うことは、栄養の吸収効率を高めるだけでなく、大腸ガンなどの病気の積極的な予防になります。
基本的に、肉類や魚などの動物性たん白質は便をつくりません。
野菜、特に食物繊維を多くとるようにすると、たくさん便が出ます。
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